My hero,my mystery

特撮ヒーローとミステリのブログです

腐向け(稀腐人)特撮(狂志郎)合同企画 まさかのそっち系

kyoshirou2021.hatenablog.jp

 メインブログと同じネタで記事を起こすこのパターンも二回目となります。以前からサブスクとしてU-NEXTを利用しているのですが、これまで観ていたのは円盤が発売されていないコロコロのアニメ(メインブログで語りまくっています)などが多く、最近になって特撮ジャンルの作品を観るようになりました。「スーパー戦隊シリーズ全作一挙見放題」とか何とか、そんな宣伝文句を目にして「そうか、特撮も配信してるんだよな」と再認識、試しに検索して、かつて(今も)お気に入り作品だったカクレンジャーの第一話を観てみることに。登場人物などはおぼえていても、ストーリーの細かいところは忘れているので新鮮でしたね。

 戦隊の次はライダーシリーズ、こちらもめちゃめちゃ充実してるやん。平成に復活したライダー第一作として、鮮烈な印象を受けたクウガの登場ははたしてどんな映像だったか、とか、なんやかんやと試しているうちに、何年か前に龍騎の続編が制作されたことを思い出しました。たしか、龍騎に登場した役者さんのうち、かなりの人数が同じ役柄で出演しているんだったよな、めっちゃ懐かしいじゃん。よし、観てみよう。

 タイトルは『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』30分ずつ全3作の作品で、2019年の公開時は地上波ではなく配信のみ、龍騎の続編というだけでなく当時ニチアサで放送中だった仮面ライダージオウのスピンオフでもあり、龍騎とジオウが共闘する場面もありの内容でした。龍騎の本編が放送されたのは2002年、二十年も前の作品だもの、役者陣は当時二十代なら今は四十代。皆さんもう「オジさん」なのは致し方ない。あの頃キラキラの美青年だった龍騎/城戸真司役の須賀貴匡氏もそれなりにオジ化して、変わっていないのはナイト/秋山蓮役の松田悟志氏くらい。若い時に老け顔の方があまり変わらないものだとよく言われるけど、松田氏はそんなに老け顔でもないようだし、役者として若さを保つ努力をしているんでしょうかね。

※以下、ネタバレ含みますので御了承ください。

 

RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

 さてスートリーですが、かつてのライダーたちが再びミラーワールドに閉じ込められて、かつてと同じようにバトルロワイアルを仕組まれてしまう、といった内容で、生き残った最後の一人は現実の世界へ戻れるというもの。真司はライア/手塚海之(高野八誠氏)やインペラー、ベルデの三人と組んで行動を共にしており、彼らと対立するのがガイ/芝浦淳(一条俊氏)、シザース、タイガの三人組。ナイトやゾルダ、王蛇/浅倉威(荻野崇氏)らは別行動で、作中どこかで誰かと誰かが顔を合わせたタイミングでバトルが始まって……

 本編と同じくお人好しで明るいキャラの真司は仲間たちにビールやおつまみを振舞い、何かとお気楽発言をしているのですが、二十代の頃から成長していない人という印象で苦笑するしかない。いやさ、見た目がけっこう老けちゃったのに「あれから三年後」ぐらいのノリでやるのはどうよ。その後、手塚が「芝浦のグループが和解を求めてきた」と言い、敵意がないことを示す意味でカードデッキを預けたら、じつは真司たちを裏切っていた手塚が芝浦たちのチームに入るという驚きの(そうでもない? ありがちか)ストーリー展開に。命からがら逃げ出す真司たち、さらに手塚と芝浦はシザースとタイガを殺害してしまう。

 なに、本当はこの二人のみがグルになっていたの? 最初からそうだったのか、途中から陰で手を組んだのか、そのあたりを示す映像はなかったと思うのですが、次のシーンに開いた口が塞がらないというやつを体験しました。それは手塚と芝浦の……

ベッドシーンだった!!!

 おもむろにシャツを脱ぎ始め、上半身裸になった二人がダブルベッドに沈んでいくというこの場面、しかもそのあと、お揃いの黒いバスローブを着て「コトのあと」感を演出。えっ、今オラは何を見せられているの? 特撮だよね、龍騎なんだよね、ひょえぇぇ~っっ!

 つまり、二人はデキていたがために手を組んで、それぞれのチームのメンバーを排除していったというわけですね。それでもまあ、バトルロワイアルですから二人の関係も悲劇に終わるんですけど、このBL展開のショックであとの話がしばらく入ってこなくなっちまったよ。

「戦わなければ生き残れない」がキャッチフレーズだった龍騎、その時々の選択でいくつもの結末があるというのがストーリーのポリシー?であり、BL関係も流れのひとつだったらしい。本編で生き残ったのはナイトだけど、今回は本来の「あるべき終わり方」としてか、主人公が最後の一人になるという、正統派(この表現は適当でないかもしれないけど思いつかない)なラストでした。

 ネットに上がっている各解説によると、地上波ではない=子供向けを意識せずに作れる内容ってことで飲酒やBLも有りとなったようですが、いやまあ、お好きにやってくれましたよね。グロそうなので観ていない昭和の『仮面ライダーシン』には男女の絡みシーンがあったと漏れ聞きますし、その他にも地上波ではない大人向けのライダー作品ではラブシーンがあったようですが、さすがに男同士の描写は初めてなんじゃ? 貴腐人的にはどんどんやってくれてかまわんが(笑)この作品って円盤にもなってるんだよね、たしかレンタルビデオ店で見かけたもの。こういう内容だと知らずに、子供に頼まれてレンタル、それを家族みんなで見ようなんてことになったら、お茶の間はどうなってしまうのだろう。古谷一行氏の金田一ドラマ『三つ首塔』(ハードなエロシーンあり)をリアタイで観ていた時の居心地の悪さを思い出しちゃったよ。ヤバいかヤバくないか、下調べが大切ですね。

※メインブログでの記事も完成しましたので、よろしければそちらもどうぞ。

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