My hero,my mystery

特撮ヒーローとミステリのブログです

シン・ウルトラマン観てきました

 6/5に今話題の『シン・ウルトラマン』を観てまいりました。よって、ネタバレ御免の方はここまでにすることをお勧めします。

 

シン・ウルトラマン

 そもそもは観に行くつもりはなかったんですよ。特撮好きですがライダーと戦隊に偏っているし、話題になっているのは知っていたけど、ウルトラシリーズにはそこまで思い入れはなかったので。息子たちがあらゆる特撮に興味を持つ年齢の頃もウルトラシリーズで観たのはコスモスぐらいで、レンタルビデオ等でティガやダイナに遡ることもなかったほど。当然ながらその後制作された作品はノーチェック。お気に入り声優の寺島拓篤氏がタイガに関わったと知っても、作品を観るまでには至りませんでした。

 しかしながら、今回のシン~は初代ウルトラマンの「リブート」映画ということで(リブートなんて言葉、初めて知ったよ)ハヤタ隊員のウルトラマンを知っている昭和世代としては気になるところ。すると主人が「是非とも観たい」と言い出し、また、自分の中では火村英生役でお馴染み且つ、好きな俳優第一位の斎藤工氏が主演とあって「よっしゃ、行ってみよう」ということになりました。

 当日はオラと主人の他に、これまでの映画鑑賞(呪術廻戦や鬼滅の刃等)には付き合わなかった長男も参加して、家から一番近いシネコンへ。もっとも広いスクリーンではなかったせいか(トップガンやらも公開されていたからね)座席はかなり埋まっていました。そしてオープニング、ウルトラQから始まった、渦を巻いていた模様が文字になるお馴染みのアレ、正式名称はないようで検索してみても「オープニングのぐるぐる」などと紹介されていたんですけど、ぐるぐる回って「ウルトラマン」の文字になったのを観たら、懐かしくて涙が出ましたね。サムネにした上記の写真のポーズも然り。

 ここでストーリーをこまごまと説明する必要もないと思うので、適当に所感を述べてまいりますが、まずはかつての科学特捜隊にあたる禍特対。みんなスーツ姿で、各省庁からの出向といったところも現代に合わせた設定だなと。特捜隊じゃリアリティに欠けるから、まあ当然でしょうが、お揃いのヘルメやオレンジ色の戦闘服も、あれはあれでワクワク感を誘ったんだよねぇ。斎藤氏演じる神永の正体がウルトラマンであると早々にバレたのも、そういつまでもバレずにいる方がおかしいからいいけど、逆にかつてのハヤタ隊員はなんでずっとバレなかったって思うよね。周りが鈍感すぎるんじゃないのか。

 作中でもっとも話題の的になったメフィラス星人山本耕史氏。構文もいいけど、ブランコに乗っていたあとに話し合いの場所を飲み屋へ移すギャップが◎。イイ男が二人並んで飲んでいる絵柄って特撮とは思えん、別物の世界になっとる。にしても、外星人(宇宙人)って酒まで嗜むんだ。料理もコジャレていて粋だったね、って、注目ポイントが酒のシーンに集中していますが、そいつをフライドポテトつまみにビール飲みながら観ているオバ。映画館では毎度それ。飲みに行きてぇ~。(話がズレまくってる)

 怪獣、今作品では「禍威獣」と呼んでいるけど、どれも見覚えがあるし、外星人(宇宙人)もわかるやつばかり。あの頃のキャラデザインって印象が強いんだよね。観終わったあとで、

「今回はバルタン星人出てこなかったな」

「続編やるつもりで温存してるんじゃない」

「やるならジャミラとかレッドキングなんかも出して欲しい」

 あの怪獣、あの宇宙人と、名前が出るわ出るわ。覚えているもんだよね。ウルトラセブンに出たやつとごっちゃになっているかもしれませんが、ならば次回はセブンでいこうよ。メトロン星人のキャラデザが好きなんだわ。

 もっとも、何でカラータイマーやめちゃったのとか、拉致された神永の監禁のくだりがちゃちくねーかとか、アレがゼットン&その撃退法とか、思うところは幾つかありました。それでも昭和に作られた作品の持ち味の良さを現代に知らしめたところは素晴らしいと認めます。

 次はライダーなのかな。役者があまり好きではないので(金田一も観なかった)観に行くことはないでしょうが、これでまた昭和のライダーが盛り上がればめでたしめでたしですかね。