My hero,my mystery

特撮ヒーローとミステリのブログです

僕たちの好きな金田一耕助

 先日見かけたツイ☟

 えっ、この本持ってるよ! オラのバイブルじゃん。これを参考にネタを練っていると先の記事にも記しました☟

kyoshirou2021.hatenablog.jp

 まさかここで、この本に関わっていた方を知ることになるとは。思わず「いいね」と「リツイート」したあと、本を所持していることをツイしたら、なんと当の本島先生から狂志郎垢がフォローされました。すげー。漫画家として活躍されている方からのフォローって、稀腐人垢の犬木先生以来だわ。もちろんフォロバしました。本島先生はその後、稀腐人垢の方もフォローしてくださって、本当にありがとうございます。めっちゃ嬉しい~。

 

僕たちの好きな金田一耕助表紙

 そうか、この漫画を描かれた方なのね。ミステリの造詣が深い方のようで、御自分でもミステリ小説を書いていらっしゃるとか。やはり横溝作品を知り尽くしていないと金田一漫画は描けんわな。作品は金田一耕助と他ジャンルのパロを絡めた内容なのですが、文庫版(その形で発刊されているのは知らなかったけど)には収録されていないって悲しいよね。文庫版ってことはA5とかB6ぐらいの小型サイズになって、漫画原稿は縮小できないから省かれた、なのかな。せっかくだから一人でも多くの方に読んでもらいたかったけどね。

 さて、二、三週間程前に、金田一物について考察した内容の本や素人の方が自費出版しているミステリ系の本を扱ったイベントについてのツイがたくさん上がっていたんだけど、情報を確定するための「いいね」等を行なわずにいたのでTLがどんどん流れてしまい、それが何というイベントだったのか不明になってしまいました。で、今回記事を書くにあたって調べて、それでも何とか判明。文学フリマと呼ばれる「文学作品の展示即売会」でした。狂志郎垢だとミステリ限定の情報と捉えがちなんですが、ジャンルを問わない文学作品全体のイベントのようです。

 同人誌も自費出版ではあるけど、この場合(文学フリマで頒布する本のことね)の出版物って同人誌と呼んでいいのかわからないんだよな。同人誌即売会の参加ジャンルの全てが二次創作ではなくオリジナル(一時創作)もあるし、ミステリのカテゴリでもオリジナルで出している人、有栖川先生の作品の二次創作をやっている人もいるからね。でも、文学~とされると、同人誌とは呼びにくい雰囲気はある。そんな文学フリマ、アマチュアの方だけでなく、出版社の方も参加しているというからプロも参加OKのようです。まあそうだよな、コミケその他だってプロも参加しているし、そこを区別する必要なんてない、好きな人が集まって楽しむのが目的だもの。

 で、文学フリマという名称に行きつくまでの調査(笑)で、ミステリ作家の方々が自分の作品の二次創作に対しての反応をまとめた記事を読んだところ『占星術殺人事件』で有名な、綾辻先生に影響を与えた島田荘司先生は二次創作のBL本に寄稿したことがあると載っていました。島田先生の作品では探偵・御手洗潔とワトソン・石岡和己が登場しますが、恐らくこの二人のCPだと思われます。御手洗が自分の同人誌を読むシーンが作中に登場するなど、島田先生はなかなか寛容らしい。綾辻先生や有栖川先生のことも載っていたな。有栖川先生の火村×アリスは有名だし、御本人も知らないはずはない、むしろ煽っているところすらある(笑)。

 一番凄いのは篠田真由美先生で、二次創作本はどしどし送ってくれと公言、ついには自分で自分の作品の二次創作やってイベントに参加し、逆CPのサークルをディスったと載っていました。ひえぇ~。その後のジャンルでの変遷はわかりませんけど、原作者自らが推しCPを明確にしたとなれば逆CPは壊滅でしょうね。篠田作品はあまり詳しくないし、どんなCPが存在するのかも知らないんだけど、オラが作家になっていたら同じことやるな。つか、そういうのやりたくて仕方なかった、夢だったよ。代わりにそこまでやってくださる作家がいらしたとは心強いし、自分が支持するジャンルでも推してくださる原作者様が欲しいです。逆だったら地獄だけどね。